2023AWクリスマスツリー装飾の基本テクニック » 横浜ディスプレイミュージアム | アーティフィシャルフラワー・造花の販売・卸販売

2023AWクリスマスツリー装飾の基本テクニック

 

ツリーサイズの選び方 ツリーの広げ方 ライトの球数の選び方 ライトの巻き方 オーナメント数量の目安 オーナメントの取り付け方 オーナメントバランスのとり方 リボンや花の取り付け方 ツリートップの見せ方 ツリー足もとの見せ方

ツリーサイズの選び方

 
 

置く場所に適したツリーの大きさを把握しておきましょう。 また、ボリューム調整のポイントをおさえておくといろいろな場所に適応させることができます。

 

お店の入口などでは最低180cm以上のツリー!

ツリーの形は三角形で重心が低いので、往来する人の目線の高さにツリーの上部1/3ほどがおさまっていないと、せっかく飾ったツリーも、目に留まりません。

卓上に飾るなら120cm以内に収めましょう

一般的なテーブルの高さが約70cm。その上に置くツリーは120cm程までにすると、見映えと安定性の両方を確保できます。

幅を調整すれば背の高いツリーも飾れます

高さ180cmの場合、全て広げると幅は約1m。入口で1mのスペースを確保できなければ、背面側の枝は広げずに、壁面にぴったり付ければ幅は70cm程で収まります。

高さが足りないときには下駄をはかせましょう

120~150㎝ツリーは一般的に扱いやすいサイズなので、木箱などの上に載せて高さを調整できます。ポイントは人の目線上にツリーの上部1/3ほどの高さが適しています。
 

ツリーの広げ方

 
 

せっかく飾るなら綺麗に飾りたいですよね。 ツリーを広げるコツをきちんとおさえれば誰でも美しいツリーに仕上げることができます。

 

美しい形は三角形!底辺のラインは床面と水平に

ツリーがもっとも美しく見える形は2等辺三角形。枝が十分に広げられていないと足元がさみしく、全体のバランスが崩れてしまいます。 幅をコンパクトにしたければ、背面(壁面)側の大枝は広げず壁付けに。 底辺の枝のラインは床面に対し水平を保つことで、通行人側からは2等辺三角形に見えます。  

3つのポイント

  ツリーは下から順番に広げていきます。組立てツリーの場合は、下部の枝葉を広げてから、上部のツリーをセットすると均一に広げられます。 作業する際は、軍手などを着用するとスムーズです。  
スタンドはネジ等でしっかりと固定
下部の枝葉を広げてから上部をセット
大枝だけでなく、小枝も放射状に広げる
 

ライトの球数の選び方

 
 

ツリーの装飾は、まずライトから飾るのが基本です。 球数を調整することで、ツリーの印象は全く変わります。 オーナメントとのバランスも加味して調整しましょう。

 

180cmツリーをベースにした球数のイメージ

 

オーナメントをたくさん飾る場合には、ライトは控えめにしておくのが良いでしょう。また、アクリルなど透過性のあるオーナメントが多い場合は、球数を多めにして透明感のあるツリーに仕上げても良いでしょう。

高さ別 目安の電球数

 

 

ライトの巻き方

 
 

3つの巻き方と、3つのポイントを押さえましょう。 コード部分をなるべく隠すのが、美しく仕上げるポイントです。

 

3つの巻き方

 

オールラウンド

トップから下方にまわしながら下ろしていきます。360度均一にオールラウンドに飾れます。

フロント

壁際で飾る場合は前面のみの装飾でOK。少ない球数でもボリュームがだせます。外す手間も軽減できます。

フォールダウン

電球のみの装飾に有効。上部に電球が集中しやすいので、バランスをとるのには少し練習が必要です。
 

3つのポイント

 
電球は点灯させながら飾りましょう。球切れ確認にもなり、バランスもとりやすくなります。
コードが表側に剥きだしにならないよう、小枝を巻きつけたり、奥のほうに押し込んで、なるべく隠しましょう。
煩雑になりがちな足元のアダプター等は、スタンド芯部に巻いたり、布などで覆って隠しましょう。
 

オーナメント数量の目安

 
 

ツリーのサイズに適したオーナメントの数を把握しましょう。 後から買い足したり、余らせたりする失敗がなくなります。

 

オーナメント5~10cmの場合

 
※片面装飾の場合は半数が目安です。 ※ツリーのタイプ、オーナメントの形状などによっても数は変わります。あくまで目安とした数値です。
 

オーナメントの取り付け方

 
 

枝とオーナメントは、なるべく密着させる方が美しく仕上がります。 ちょっとしたコツで全体がまとまるので、試してみましょう。

 

紐の場合

 
外れやすく、紐の長さの分だけ枝とオーナメントの間にすき間ができてしまいます。紐も目立つので、煩雑な印象になりがちです。
枝に紐を巻きつけます。紐が短く安定感が弱ければ、枝の先端を折り曲げ、巻いた紐にかぶせるように固定します。
 

ワイヤーの場合

 
ワイヤーは枝に絡ませネジって留めてしまうと、外す時にとても大変なので避けましょう。
枝にワイヤーを重ねてぐるぐると巻きつけるだけで密着し、外す際も簡単です。
 

オーナメントバランスのとり方

 
 

つける順番は、大きいものから小さいものが原則です。 多色使いの場合は、1色ずつとり付けていくとバランスがとりやすくなります。

 
①大きくて目立つオーナメントをトップからジグザクに付けていきます。
②リボンやチェーンなどは、①でつけたオーナメントを繋ぐようなイメージで付けます。
③その間を埋めるように、大きなオーナメントから、1種類ずつ付けていきます。
 

 

リボンや花の取り付け方

 
 

華やかさに欠かせないのがリボンや花。 リボンは1巻きでいろいろな使い方ができるので、コストパフォーマンスも優良です。

 

リボンをツリーにかける

 

らせん巻き

上部から、らせん状にリボンを巻く一番簡単な方法です。リボンの端はしっかり隠しましょう。

ウェーブ巻き

随所でリボンを留め、たるみをもたせながら巻いていきます。リボンを留めるには、枝を折り曲げます。

放射巻き

トップから、川のように下に垂らす方法。リボンの柄をメインにした飾りかたです。
 

リボンをオーナメントにする

リボンの表面を常に表にしながらリボンを重ね、中心をワイヤーでねじり止めするだけでリボンオーナメントが完成します。

造花をオーナメントにする

造花の茎の部分にはワイヤーが入っているので、ツリーの枝に絡ませるだけで留められます。
 

ツリートップの見せ方

 
 

ツリートップは仕上げたいイメージによって使い分けてみましょう。

 
 
ツリートップ専用のオーナメントを枝に挿して、まっすぐに立てましょう。
まっすぐに立てた枝の根元に大きめのリボンをワイヤーで巻きとめましょう。
カラフルなニット帽などをちょこんと載せるだけでキュートな印象になります。
 

ツリー足もとの見せ方

 
 

ツリーの雰囲気に合わせた布などで むき出しになっている鉄のスタンド部分を隠しましょう。

 
 

足元を隠すのにぴったりのアイテム

 
ポット型のいれものや柄のはいったボックスなどでカジュアルに。
木箱に入れると、ナチュラルな印象がグッとアップします。
麻の布が巻かれていたり、家具調の仕上げに加工されている規格のツリーもあります。
ツリースカート。スタンド部分をすっぽり覆います。
ツリースカートのサイズの目安表