花暦でえらぶ季節の花 vol.12～美しい月を見上げる夜にお花を添えて～ 和と洋のお月見アレンジ

空の青がひときわ眩しい季節となりまだまだ暑い日々が続いておりますが、時季を超えて訪れるのがお月見です！

 お月見とは明るく美しい月を眺めて楽しむ行事のこと。
「十五夜」とも呼ばれ、1年の中で最も明るく満月を見ることができる日のことです。
お月見では、ススキを飾ったりお団子を作ったりして過ごすのが多いのではないでしょうか。

今回はお月様のような黄色いお花とパンパスで、秋が待ち遠しくなるような和と洋のアレンジメントのご紹介です。
メインカラーとなる黄色は、温かみと親しみを感じる色でもあり人々を包み込むような心地よさをもたらします。

同じ花材でも器を変えるだけで和と洋のイメージでがらりとお花の印象を変えてくれます！
使用をしている黄色の『マム』は、お月様のようなお花でお月見アレンジにとても相性が良いかわいいお花です。
花言葉は「清らかな愛」。
シンプルな形の花びらがたくさん集まり、華やかで美しい花姿であることからつけられたそうです。

もう一つの黄色い真ん丸のお花は『クラスペディア』
真っすぐな細い茎に小さく鮮やかな黄色い花を咲かせる個性的な形をして、いつまでも色あせないことから「永遠の幸福」という花言葉をもっています。
また、パンパスグラスはススキのような雰囲気があり、お月見やハロウィンなど秋らしい雰囲気のある装飾材としても使用されています。

夏が過ぎ、涼しくなり始めた時期に満月の夜を見て楽しむのは、日本の秋の風物詩ともいえますね。
今年のお月見は9月29日。1年で最も月が美しく見える特別な1日です。
この日は空を見上げてみてはいかがでしょうか。

秋らしいお花に囲まれ自分だけの特別なアレンジをぜひ作ってみてください！
綺麗な月を眺めながらお花と共に素敵な1日をお過ごしくださいませ。